はてさて…

変速性能が落ちた、SiSLホログラムクランク。PF30にもかかわらず、ローターのBBを突っ込んで、異音対策。はい、異音はなくなりました。この、異音対策としては、個人的にお勧め。まあ、通常のPF30でも、異音が出ないと言う方もいらっしゃるでしょうし、あくまでも、異音に悩まされている方、対象か。
でも、そのローラーのBBのせいで、変速性能が落ちたとは思えないし。そもそも、ついこの前までは、しっかりと変速していたわけで。やっぱ、チェーンの問題か?って、チェーンが悪いわけでもなく、チェーンが馴染んでいないと言うか。
あれこれ考えているうちに、疑問が出てきた。ノーマルのPF30からローターのBBに変えた事によって、微妙にQファクターが変ったような気がする。でもね、そもそもスピンドルはそのままなわけだし、スピンドルを変えていない以上、Qファクターが大きく変わる事はないのではなかろうか。それなら、チェーンラインはどうなった?
これ、PF30の構造をちゃんと理解しないといけないと思うのだが、SiSLクランクは、3ピース構造。スピンドルの左右に、クランクをねじ込むわけだ。で、そのスピンドルなんだけど、大きく穴のあいたBBに、左右からBBシェルを入れて、そしてその穴の中に、スピンドル。簡単に言えば、穴の中に筒を入れただけの事だよね。って事は、左右にずれないの?
左右にはクランクが付けられてるから大丈夫なのか?それにしても、クランクはBBに当たらないようになってるよね。隙間があるわけだ。そのすきま分だけ、動かないの?だって、穴の中に、筒を入れただけだよ。スピンドルを抜くときだって、クランクを外して、プラハンで殴るだけだよ。それだけで抜けるんだもん。
そう考えると、本来は、もうちょっと右側になければいけないチェーンリングが、左に寄ってるって事があり得るんじゃないか?そのために、アウターに落ちなかったり、チェーンリングからチェーンが離れなかったりすすんじゃないか?
そう考えると、絶対に左右にずれない、昔ながらのBBの方がよかったのではなかろうかと思ったりする、今日この頃であった。