試乗記

今日はシャトルの車検。1回目だね。1万5千キロしか走ってないや。まあ、無駄に乗る必要もないけど。そして、代車からの試乗へと。

代車なN-ONE。日本の軽自動車。まあそれでも、各メーカーから、いろんなコンセプトの軽自動車が出てきてることを考えると、ちと辛いか。
まあ、軽ですよ軽。お買い物にはちょうどいいか。スタイリングで選ぶだけでいいんじゃないかな。そんな感じ。あとは、妥協しないといけない所は、しっかりと妥協する事。ハンドルの位置、シートの位置、このあたりはいたしかたないか。660CCのエンジンで走ってるわけで、頑張って走ろうとすると、エンジン音もそれなりに。ブーンと言うよりも、ワーーーーーー!って感じ。
そして、次はこいつ。

前後が切れてますが、それはWEBで見てください。こいつはレジェンド。もう完全に北米スタイル。N-ONE乗ったあとだもん、比べちゃいかん。高級車だわ、当たり前だけど。
最新のホンダセンシングなんぞも付いてるわけで、映像では知っていたものの、体験するのは初めて。
後ろにいた車が右車線に出て、並ぶ。そうすると、右のピラーに警告ランプ。視線の位置には、ヘッドアップディスプレイ。速度、標識、そして、モーターアシストの状況。ひょっとすると、他にも表示されるのだろうけど、そこまではわからず。それでも、老眼の自分にとって、速度と速度の標識がしっかりとわかるのは、素晴らしい。
大きな車体のわりに、大きさは感じられず。フロントの見切りもいい。ちょいと残念だったのが、フロントガラスのルーフ側が、ちと近いと感じられたところ。圧迫感があるんだよね。
シフトと言えば、レバーはなし。最近は、ジョイスティックのようなチェンジレバーが多いけど、各ポジションが独立したスイッチのようなもの。これは変なレバーよりはるかに使いやすい。
さて走ってみたらどうなのか。そりゃもう静か静か。アコードハイブリッドのそれとは違い、そもそも、しっかりと遮音されている。ノイズと言うノイズが入ってこない。タイヤの溝が小石を巻き上げた時の音も、周波数で言うと、低目の音。カラカラと高い音聞こえない。
SH-AWDってのも、すごいよね。リアタイヤにかかる左右のトルクをしっかりと制御。たとえば右コーナーの時は、左リアのトルクを上げて、右リアのトルクを抜いて、充電に使う。まあ、これだけでも驚きなわけで、もうちょっといろんな事を試してみると、わかる事があるような感じ。モーターで走ってる時は、ストン!とタコメーターの針が落ちるのも、面白かったが。
そして、扁平率40%とは思えない乗り心地。素晴らしい足周り。都道と言う事もあり、非常に荒れた路面もあるが、フラットそのもの。
残念なのは、フロントのデザインとリアのランプ。まあ、あのフロントは北米仕様だからってのもあるだろうけど、リアのランプはなんとかならんか。あの祭りで売ってるチューブライトのようなテールは、色もデザインも安っぽい。最近よく見るけどね。流行りだからって真似してると、ホンダらしさがなくなると思うのだが…。
そしてもう1台。

ジェイドですよジェイド。これまた、レジェンド乗ったあとに、乗るもんじゃない。ってか、レジェンドに乗っちゃいかんな。
しかし、普通だよ普通。そして、営業泣かせか。ジェイドを前にして、どうやってプレゼンすればいいのやら。まして、新型のように宣伝してるが、そもそも、中国で売られてた車種。都市型新発想って言われてもなぁ。
しかも、残念な所が多い。まず、バッテリーの位置。邪魔。3列目の座席があるから、運転席と助手席の間に積んでるのね。たまにさ、運転席側から降りられなくて、助手席側から降りましょうなんて事もあるじゃない、これ、移動できません。当然、その逆も無理。
そして、あの小さなシフトレバー。どうするとNレンジに入るのかわからず。まあ最近はCVTもなくなって、パドルでシフトできるようになってるから、PとNとDがあればいいって事なんだろうけど、そのNに入れるのに一苦労だもん。
メーターパネルもねぇ。あれ、トヨタっぽくて駄目だ。こいつにもホンダセンシングが搭載されてるから、メーターディスプレイもその位置に来たかって感じだけど、ハンドルの向こう側が、間抜けなんだよ。レジェンドならそこにはしっかりとメーターが付いてるし、ホンダセンシングは視界の先だし。あ、これは比べちゃいかん。
もうひとつ、バックに入れた時に、サイドミラーが下を向くのだが、運転席のみ。ってか、それおかしくないか?普通、助手席側じゃないの?
そして、価格がねぇ。ちと高過ぎないか?ようするに、プリウスαを意識したでしょ。意識したって言うより、同じような車だから、同じような価格でいいんじゃね?なんて、何も考えないで価格設定してない?まあ、ホンダセンシングが付いてるだけ、高くなるって事も考えられるけど。
でかいわりに、狭苦しく感じたな。あ、すまん、PRできんかった。ジェイドだけは諦めて。
とまあ、散々試乗したあとは、シャトルで帰宅。うーん、普通普通。エンジン音も、振動も、そして妙に開放感のある窓。ファミリーカーだわ。何がいいって、ロードバイクをしっかりと2台積める事。スバルのワゴンより、荷台はでかいぞ。そして電動アシストの、パワフルな走り。内装ちゃっちいけど。価格相応。
あ、そうそう、代車も含めた試乗車に共通して言えた事は、エアコンの操作がボタン式で大変よろしい。あのヴェゼルやグレイスのような、タッチパネルはいかん。前を見て操作するんだから、押したか押さないかが、しっかりと指先でわからないと駄目。グレイスもそこをなんとかしてくれないかな。まあ、フルオートで使ってればいいんだろうけど、そこはねぇ。そのうち、携帯で操作するようになるだろうし。え?ほんとになるのか?
とまあ、とりとめのない試乗記でした。